8/3に行われた全体研究会Ⅰでは、「地域とともにある学校をつくるリーダーシップと組織開発」を大会テーマに、本部研究提案が行われました。

<提案Ⅰ 地域とともにある学校の在り方>

 社会の変化と子どもの学び、地域とともにある学校の組織開発について提案されました。

<提案Ⅱ 組織開発とリーダーシップ>

 組織開発とリーダーシップについての様々な理論をもとに学校の組織開発について整理されました。組織におけるリーダーシップの発揮と学校組織体制を変革する「チーム学校」、外部組織との組織文化の共有の必要性、そして共同学校事務室への期待について提案されました。

<提案Ⅲ 学校の組織開発における事務機能・事務職員・共同学校事務室の役割>

 チーム体制を構築する中で、事務職員・共同学校事務室は、一人一人のリーダーシップの発揮を促すとともに、事務職員もリーダーシップを発揮することで、ポジティブな組織文化を醸成することについて提案されました。

<提案Ⅳ 事務職員の力量形成と新たに踏み出す一歩>

 事務をつかさどる職として必要な資質・能力の開発、これからの事務職員の学びの在り方について提案されました。また、地域とともにある学校をつくる組織開発へ向けた新たな一歩を踏み出すことで、子どもの豊かな育ちを支援していくことができると提案されました。

 助言者の小林真由美氏からは、「「チーム学校」はみんなで一枚の絵を描くような作業。ポジティブな組織に変革していく事務職員はⅤUCAの時代に突破口を開ける。」と期待をいただきました。

 同じく助言者の大野裕己氏からは、「事務職員も共同学校事務室も「協働する」という役割があり、リソースマネジメントによって各主体が認識している経営空間を拡げ組織の規範や協働の仕掛けをつくることができる。」と御助言いただきました。